京都国際会館と烏丸レトロ

BSプレミアムで放映された国立京都国際会館の無料見学会に当選!

1階と庭園は一般利用できますが、上の階は見学者のみ可です。近代建築を堪能したあとは烏丸界隈でレトロビル&レトロ雑貨三昧。

2023.7.9

京都国際会館は大谷幸夫氏の設計で1960年代モダニズム建築の代表格。外観のみならず、建物内部も台形・逆台形の空間の組み合わせで構成されていて、スターウォーズの近未来都市を思い浮かべるのは私だけでしょうか。

可愛い照明たち。デザイナーは明石海峡大橋の石井幹子氏。

内も外も、壁も廊下も室内も、徹底して同じ傾斜角。

随所に竹や苔のイメージでデザインされた和風テイストも。

圧巻のメインホール。国内唯一の国連方式の国際会議場で、4階まで吹き抜けの高い天井、1度に約2000人くらい収容できる規模です。

会議場、VIPルーム、イベントホールの数々。

宝が池を望む庭園。幾何学的な回廊と自然美の組み合わせがユニーク。

1時間の見学は盛りだくさんでアップアップですが、宝ヶ池プリンスホテルもちょこっとのぞいてみます。こちらは村野藤吾氏最晩年の建築で、円形のフォルムに丸い中庭、廊下や階段の曲線がとても美しい。

お次はレトロ建築を求めて烏丸へ。いかにも辰野金吾氏とお弟子さん設計の、京都文化博物館の別館(旧日本銀行京都出張所)からスタート。

金庫室がカフェ? 小さな窓が可愛い前田珈琲で、ちょっと一服。

本館のろうじ店舗でお土産店に入っては美しい和紙にため息。骨董屋さんで古伊万里の小皿に見ほれ、家邊徳時計店に入っているブティックをのぞきながら雨宿りしつつ河原町方面へ。

最後は1928ビル(旧毎日新聞社京都支局ビル)の地下、レトロなカフェアンデパンダンで一杯いただいて終了です。

建築好きのKさん、充実の1日でした。ありがとう!