瀬戸内芸術祭 大島&豊島

春の犬島に続き瀬戸芸、高松ー大島ー豊島ー宇野を周ります。初日は舞子から高速バスで高松へ。「ようこそ香川へ」のオブジェがお出迎え。

2022.10.18-19

Tk01:Liminal Air -core-(大巻伸嗣)
Tk01:Liminal Air -core-(大巻伸嗣)

高松港から大島へ。ハンセン病患者の療養所としての大島は時間が止まったような静かな島。温室跡の「声の楔(Os13)」、かつて入所者が暮らしていた寮(Os01-05、13)に島唯一の木造船を展示した「海のこだま」など。

高松に戻ると琴電に乗って栗林公園へ。高松藩主松平家の別邸、特別名勝の中でも最大とあって、ちょっとお散歩のつもりが迷子になりそうな広さ。

夜は吉田類さんもやってきた「ふるさと」をのぞいて、ライオン通り商店街をプラプラ。駅前の立喰い寿司「七幸」の美味しいお寿司と綾菊で一杯。

2日目は快晴!

青い空と海を気持ちよく突っ切って豊島家浦港へ。

豊島モデルコース
豊島モデルコース

まずはバス&徒歩で海と棚田を眺めつつ豊島美術館(Te13)へ。天上から差し込む光と風を感じながらしんとした床に座ってコロコロ湧いてくる水玉を眺める至福のひととき。不思議な静寂の美術館です。

館内撮影禁止なので詳しくは→ https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html

唐櫃岡集会所から荒神社までの集落をぶらぶら。産廃の島のイメージからほど遠いのどかな風景の中に作品が点在。紐を引っ張ると「どうして私を捨てたの~~」と叫ぶ、海の漂流物でできたオブジェが強烈でした。(動画撮ればよかった。。)

家浦へ戻って、豊島横尾館(Te02)へ。横尾忠則さんのカラーはちょっと苦手なのですが、強烈な存在感には脱帽です。生と死を想起させる哲学的(?)な庭とくらくらするトイレ。

最後は針工場(Te03)

メリヤス針の製造工場跡に、漁船の船体用木型のコラボ。宇和島の造船所で約30年間眠っていたという木型のカーブは優美でした。


Photo by Yさん
Photo by Yさん

これにて豊島めぐりは終了。海のジェラートをいただいて一服です。Yさん、お疲れさま! いろいろありがとう。


宇野でYさんとお別れして、街中を駆け足で。時間屋で砂時計ならぬ塩時計にしばし見入った後、帰路につきました。

もっと時間が欲しかったかも。。。

un11:時間屋(長谷川仁)
un11:時間屋(長谷川仁)